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成績UPの鉄則

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成績を伸ばすには『2つだけ』考える。

皆さん、こんにちは!塾長の小関です。
成績を伸ばしたいのは皆さんの願いだと思いますが、じゃあ実際にどうしたら?が聞きたいですよね?。

塾生の皆さんに何度も話していることですが、改めてこちらでもお伝えします。
成績を伸ばすのはたったの2ステップ。
この2つをしっかりと守り抜けば絶対に成績は伸びます。


1. 勉強は×(間違い)を〇(正解)に変える

皆さん、お子様の勉強を見守る際に、間違いをすることに対してどのような気持ちをお持ちでしょうか?
実は、勉強とは「×を〇に変える」プロセスそのものです。
間違いを恐れず、積極的に取り組むことが学力向上の鍵となります。

理解を深めるには質問が最適

間違いを〇に変えるためには、「なぜこの答えが間違っているのか?」といった質問をすることが重要です。
質問を通じて、自分の理解のどこに誤りがあるのかを見つけ出し、修正することができます。
お子様が「なぜこの答えが違うのか?」と疑問を持つことを奨励しましょう。
そして、自宅で勉強しているときは「分からなかったら付箋を付けて塾で質問しておいで!」が一番です!
 

理解したつもりでは意味がない

「理解したつもり」は実際の理解とは異なります。
お子様が「分かった」と言っても、実際に問題を解いてみて再確認することが必要です。
自分で問題を解き、間違いを正していく過程で、真の理解が身につきます。

また、これはお子様自身が実は理解していると思いますが「心から納得しているか」を突き詰めましょう。
答えは合っているけど、なんとなくしか分かっていない、ということはよくあることです。
それはお子様自身が実は気付いていること「これ、本当は分かってないんだよなぁ…」って。
それを1つ1つ向き合って解消していく。
そのためにたくさん質問して欲しいと思います。

 

2. スラスラ解けるようにする

次に、問題を解くスピードについて考えてみましょう。
正解を出すことはもちろん大切ですが、重要なのはその過程で悩まずに即答できるようになることです。

即答できることの大切さ

たとえ正解を出せたとしても、時間がかかってしまっては意味がありません。
特に試験では時間制限があるため、迅速に解答できる能力が求められます。
練習を重ねることで、スラスラと問題を解けるようにすることが重要です。
 

悩んで解くことの価値

悩んで解くこと自体は学びの一環ですが、最終的には即答できるレベルまで持っていくことが目標です。
解答を見直し、間違いを正し、再び解き直すことで、自信を持って即答できるようになるでしょう。

 


お子様が成長し、自ら学びを深める姿勢を身につけることは、長い目で見て非常に大切です。
間違いを恐れず、スラスラと問題を解けるようになるまで粘り強くサポートしていきましょう。

一緒に頑張りましょう!
 


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先取り学習の弊害

皆さん、こんにちは。塾長の小関です。

周りのお子さんが小学生なのに中学生の勉強をしていたり、
ずっと先の学年の内容を学んでいる話を聞くと焦りますよね?

先取り学習は、正しく取り組めればとても効果的ではあるのですが、
残念ながら多くの場合が、正しい形での先取りではなく、
「ただ先に進んでいるだけ」の勉強になってしまっています。

そんな先取りになってしまうと、実は学習として効果が薄いどころか、
むしろ子供の成長にマイナスになってしまうことがたくさんあります。

今回は『先取り学習の弊害』についてお伝えしていきます。



1. 基礎理解の欠如

先取り学習は、表面的な知識の習得に焦点を当てることが多く、
子供が本質的な理解を深める機会を奪うことがあります。

学年が上がれば上がるほど、本質的な理解までに時間がかかりますが、
多くの先取り学習は答えを出すことを優先しています。

計算の答えだけを覚えてしまうと、なぜその計算が成り立つのかを理解する機会が失われます。
将来的に応用問題に直面した際、基礎ができていないために解けなくなる可能性があります。
 

2. 学習意欲の低下

理解が不十分なまま進むと、学習内容が次第に難しく感じられ、
学ぶこと自体に対する興味や自信が低下する可能性があります。

「答えは当たっているけど中身は分からない」という状況は、
結果として将来的に授業についていけなくなり、
学習へのモチベーションが低下することで、結果的に成績が下がるリスクを持っています。
 

3. 批判的思考力の欠如

深い理解を伴わない学習は、問題を自分で考え、解決する能力を育む機会を減少させます。
これにより、批判的思考力や問題解決能力が十分に養われません。
定型的な問題に対しては答えられるが、少しでも応用が必要な問題に対しては対応できない、という状況に陥ります。
 

4. ストレスとプレッシャー

答えを覚えることに焦点が当たると、間違いを恐れて学習がストレスフルになることがあります。
これが長期的な学習習慣に悪影響を及ぼす可能性があります。
テストで高得点を取るために答えを覚えることが重視されると、
試験に対する過剰なプレッシャーを感じ、学習に対するポジティブな態度が損なわれることがあります。
 

5. 学習の楽しさを損なう

一番大切な、学びの過程で得られる「わかった!」という達成感や楽しさが失われ、
学習が単なる作業になってしまいます。
授業や家庭学習で新しいことを発見する喜びがなくなると、
子供は学びそのものに対する興味を失ってしまうことがあります。




当塾でも先取り学習をさせる場合がありますが、それは深い理解が身についていることが確認できた場合のみです。
例えば、小学5年生が6年生の先取りをする場合は、

 小5標準レべル問題 ⇒ 小5発展・応用レベル問題

と更にハイレベルな問題にも取り組んでもらい、それをクリアした子だけが小6の先取りに進むことができます。

きちんとした深い思考が、その子の学力を根本から伸ばします。
「本当はよくわかっていないけど、表面的な理解しかしていないけど正解する」は、本当にその子の可能性を潰してしまう危険な学習です。

ぜひ、定期的にお子様の学習が今どうなっているのかを見直していきましょう!


「わかる」と「できる」は全然違う!!

「わかる」と「できる」の違いについて

皆さん、こんにちは!塾長の小関です。

皆さん、お子様の勉強をサポートする際に、「わかる」と「できる」の違いを意識されていますか?この二つの概念は似ているようで実は大きく異なり、理解しておくとお子様の学習のサポートに役立ちます。

「わかる」とは?

「わかる」は、知識を頭の中で理解することです。例えば、算数の授業で「掛け算の仕組み」を先生から教えてもらったとき、「ああ、そういうことか!」と理解する瞬間が「わかる」状態です。お子様が授業で新しいことを学び、説明を聞いて「なるほど」と思うとき、それは「わかる」です。

「できる」とは?

一方、「できる」は、理解したことを実際に使ってみて、正しく行えることを意味します。先ほどの例で言えば、掛け算の仕組みを理解した上で、問題集やテストで実際に掛け算の問題を解けるようになることが「できる」状態です。つまり、「わかる」だけではなく、「練習を通じて何度も繰り返し、確実にできるようになる」ことが必要です。

具体例での説明

例えば、自転車の乗り方を例に考えてみましょう。自転車の乗り方を説明されて、「ああ、そうやってバランスを取るのか」と理解することが「わかる」です。でも、実際に自転車に乗ってみて、転ばずに上手に乗れるようになるには何度も練習が必要ですよね。それが「できる」です。

どうサポートするか?

お子様が「わかる」ことを確認したら、それを「できる」ようにするためのサポートが重要です。家庭での復習や、問題集の繰り返し練習を通じて、お子様が理解した内容を確実に使いこなせるようにしましょう。

このように「わかる」と「できる」の違いを理解し、両方をサポートすることで、お子様の学習はより効果的になるでしょう。ぜひ、ご家庭でも実践してみてください。


英語の中1ギャップ

みなさん、こんにちは!小関です。

先日、塾のYouTubeでも似たような内容を更新したのですが、
新聞にも載っていたようです。

悩める英語の中1ギャップ

今、中学英語が本当に難しくなっていて、
小学校のあいだに英語をしっかりと対策していかなければ本当に厳しい時代になってしまいました。

また、これは本当に気を付けて欲しいのが、
英語を習っているからと言って、
中学英語・受験英語で点が取れるわけではない、ということです。

英語は本当にいろんな切り口の学習があって、
英会話なのか、コミュニケーションなのか、英検なのか。
いろんな方向性があります。

特に気を付けて欲しいのが英検ですかねー。
英検を持っていれば中学の学習は安心、なんていうことはなく、
正直なところ別モノです。

英検3級を持っている子が、高校入試の英語の問題で何点取れるか、というと…
何の対策もしなければ平均点も取れないと思います。

それは英検に意味がない、ということではなく、
英語に対する切り口が違う、ということです。

とっても大雑把なイメージですが、こんな感じです。



言いたいこと伝わっているでしょうか?
英検と受験英語は求められる力が違うんです。

詳しくは、改めて動画をUPする予定です!

英語学習の現状

みなさん、こんにちは。塾長の小関です。
今回は「今の英語学習事情」をお伝えします。
 
まず、簡単に今日の内容をまとめると、
「中学、高校の英語、めっちゃむずかしくなってますよ!!!」
「もしかしたら想像以上にしんどい状況かもしれないですよ!」
ということをお伝えできればと思います。
 
「英語って実際に始まるのは中1でしょ?中1から頑張り始めればいいんじゃない?」
というお考え、大変失礼ながら言わせていただくと、ちょっと、いえ、かなり甘いです!!!
 
今の英語の学習環境がどうなっているのかをしっかりとお伝えしたいと思います。
 
英語は今、小学校3年生から始まりはしますが、最初の2年間は『英語に親しむのが目的』という感じです。
そして5年生から国語や算数と同じ『科目』として英語を学びます。
 
が、実際のところ、子どもたちは英語をどこまで学んでいるんでしょう?
 
そのあたりは小学校の担任の先生、教頭先生、校長先生の考え方次第になっているのかな、と思います。
一般的に、小学校では文法などは教えないため、
フレーズとして聞いたことがある、何となくいえる、
という学習が主になっていると思います。
 
ですので、5年生から科目化していますが、
実際のところ「引き続き、英語を楽しむ、親しむ」がメインになっているかな、というのが私の認識です。
 
念のためお伝えしておきますが、
まずは学校や先生によってそのあたりの考え方は異なるということ、
そして、私としては小学校で英語の楽しさや親しさを教えてくれることはとても
子どもたちにとって有意義なことですので、今の小学校の英語教育の在り方はとても良い環境だと思っています。

「そうそう!子どもたちが楽しんでいるんだったらいいんじゃない?」とも思うのですが、
でもですね、今の英語教育の問題点はここからです。
 
では中学の英語はどうなっているんでしょう?
 
今、中学校の英語のカリキュラムは、
「あなたたち、小学校で2年間、英語学んできましたよね?それを踏まえて授業をスタートしますね!」
という立ち位置です。

これは、学校の先生がそう言う考え、なのではなく、
教科書の内容がもうすでにそうなってしまっています。
 
以前でしたら、中1の1年かけてじっくり学んでいた内容が
今、そんなの中1の前半でほとんど確認を終えてしまいます。
 
中1の最初の英語のテストは、
アルファベットがかけて、教科書の英単語がちょろっと書けて、
Good morning と Thank youがかければ100点をとれる、というのはもう完全に昔話で、
今の中1英語は随分と難しくなりました。
 
え?じゃあ中1でそのレベルって中2中3は?
私の率直な感想は「うわ!!ムズ!」です。
中3の教科書は、後半の方なんてもはや高校生の内容と遜色ないくらいハイレベルです。
仮定法、現在完了進行形、
ちょっと前まで高校生が学んでいた文法を中学3年生が学ぶようになっています。
 
ちなみに英単語ベースで言うと、
中学生は1200語程度だったのが今、1600~1800語増えています。
約1.5倍、ハードになっているんですね。
学ぶペースも、1.5倍速、とまではいきませんが、学ぶ量が増えている分、
随分と進みが早く、そして内容も難しくなっています。
 
「いや、そもそもそんなに小学校の授業ってハードになってるの?ウチの子、そんなに大変そうにはしてないけど…」

それが今の最大の落とし穴だと思っています。
授業はハードにはなっていない学校がほとんどです。
しかし、教科書上は間違いなく難しくなってしまっています。
そして中学に入ったときに、そのギャップに直面してしまうのです。

だから、最初でついていけなくなってしまうと、追いつくのがとにかく大変です!
ついていけないなら復習をしなければいけない、でも学校はどんどんどんどん新しい内容へと進みます。
しかも、私たち親世代のときよりずっと早いペースで!
 
ここから頑張る!が不可能とは言いませんが、部活もありますし、友達とも遊びたい年頃。
それに、今回はお伝えしませんが、実は理科や数学も随分と内容が分厚くなっていますので、
そちらの勉強も決して楽な状況ではないんです。
 
 
なので、一度遅れをとってしまうと、挽回できないわけではないですが、
何かしら楽しみを我慢して復習していかないといけないかもしれないですね…
 
つまり、何が問題かというと、小学校の英語教育と中学校の英語教育のギャップが、
ものすごく大きくなってしまっているんですよね!

小学英語が大切にしているもの、中学英語が大切にしているものの、
それぞれ目的があるのですが、
それらがうまく連携できていない現状が問題だと思っています。
 
その結果、以前は英語は中学になってから、が一般的でしたが、
もうそうは言えない状況になってしまっています。
 
 
えー!じゃあ高校生の英語はどうなってるの!?
高校生の英語で気を付けるべきことは2つあります。

まず1つめ。難易度について。
難易度も上がっていますが、何より読む量がものすごく増えました!
例えば全員が受ける共通テスト。
以前に比べて、重箱の隅をつつくような細かな文法問題は減りましたが、
読む量がものすごく増えました。
 
自分で言うのもなんですが、私、結構英語は得意で読むのは早い方だと思いますが、
それでもほとんど時間残らなかったです。
特に2024年の共通テスト英語は難易度も更に高く、
「これ、受験生の20%くらいしか対応できてないんじゃない?」っていう印象です。

もう一つが、リスニングについて。
共通テストのリスニングですが、ホント難しいですよー!
すべてではないですが、1回しか読まれない問題もあります。
「リスニングって2回読んでくれるもんじゃないの!?」と思うかもしれませんが、
もうどんどん時代は変わっています。
留学して、海外の大学で講義を聞くことを想定してるんでしょうねー。
 
というわけで、今の中学生、高校生を取り巻く英語学習の環境、
ご理解いただけたでしょうか?
中学校に入ってから英語頑張ります、は、
私の感覚でいうと厳しいですが、8割がついていけないと思います。
 
繰り返しますが、もちろん挽回は可能です。
ただ、理科や数学も学ぶ量が増えており、その上部活動も頑張りたい!というのであれば
相当な覚悟が必要になってしまうかな、と思います。
 
ですので、ぜひ皆さんには、できれば小学4年生、
どんなに遅くても6年生くらいには英語を本格的にスタートして欲しいと思っています。
逆にあまりに早すぎると、今度は思考力の面での心配が出てきますので、
4年生くらいがちょうどよいんじゃないかな、と思っています。
 
じゃあ何を始めればいいの?
ってなるんですが、ここもまた問題なんです。
小学生向けの英語教育って、スクールごとに目的が若干異なります。
 
英会話なのか、英検取得なのか、英文法を教えるのか、コミュニケーションなのか。
一口に英語と言ってもいろんな目的、いろんなアプローチがあります。
 
ちょっと注意して欲しいのは、もうはっきり言ってしまいますが、
『英検に受かったからと言って、中学の英語のテストで好成績が取れるわけではない!」ということも覚えておいてください。
英検は記述をほとんど問わないため、英検5級、4級、3級くらいまでは、
あまり英語の文法を深く問われず、それよりも表現をたくさん覚えていくことで取得することができてしまいます。
 
ですので小学生で英検3級を持っているけど学校のテストは取れない、というのは、
実は塾業界ではあるある過ぎて話題にものぼりません。
 
というと、英検って無駄?って思うかもしれませんが、そんなことは無いんですよ!
英検を通して身につく力と、中学のテストや高校入試で問われる力が、
完全に一致しているわけではない、というだけです。
 
英検取得は、子供たちにとって、目標にもしやすいですし、
自信になりますからね!ぜひ挑戦して欲しいことの1つだと思っています。
話を戻しますが、英語の学び方、いろんなアプローチがあります。
ですので、目的に合わせた英語の学び方をして欲しいと思います。
 
ここで宣伝になってしまうのですが、
当塾ではE学というオンラインでの英語学習カリキュラムがあります。
 
これ、ほぼすべて僕が作りました!
超大変でしたが、内容はとても良いものになっていると思います。
ご自宅で、英文法、英語表現、文章読解を深く学べる内容になっています。

毎週の宿題に関しても、当塾の専任の講師が一人ひとりに丁寧に解説をしています。 
興味のある方はぜひ、4週間の無料体験をお試しください!
 
というわけで今日の内容をまとめます。
 
まず何より、英語は今、ものすごく難しくなっています。
 
そのため、小学4年生を目処に本格的に英語学習をスタートして欲しいです。
中学に入ってから頑張る、は8割がついていけないと思います。
 
ぜひとも、目標に合わせた学習を4年生くらいになったらスタートさせて欲しいなと思います。

成績を伸ばしたいなら...

[今日の記事は中高生向けです]
皆さん、こんにちは!塾長の小関です。

今回のテーマ。
成績を確実に、そしてできる限り負担を減らして伸ばしていきたいなら、

僕の中で答えは決まっています。
一番大切にすべきことは「丸付け」です。
成績が伸び悩む子の1000%が丸付けが雑。
丸付けにどれだけ命を懸けて取り組めるかが、成績UP一番のミッションだと思ってください。

特に気を付けて欲しいのが「丸付けを頑張れている」の勉強をしている方。

見つけるのは僕からしたら超簡単です。
なぜならみんな、同じことを言うからです。
それは「解説読んだら分かりました!」

もちろん、解説を読んでわかることもあるでしょう。
でもすべての問題を解説を読むだけで理解できるのであれば、学年トップは間違いないと思います。
解説を読むことですべてを理解できるのであれば、テストの前に解説をすべて読んで100点をとれるはずですからね!
でも実際はそれができる人なんて存在しないわけで…いやするかもしれないけど、そしたら多分ニュースに出るレベルの天才児です。

やはり、というか当然のことながら学年上位を取る人こそしっかり質問をしてくれます。

同じ問題を解かせて、どうだった?と聞くと、
90点、100点を取る子は「これとこれが分からなくて」と必ず質問が出てきます。
たとえ100点でも質問が出るんです。
一方、平均点くらいの子に聞くと「大丈夫です」

そんなわけはありませんね!

でも実際にはこれが起きてしまっています。

では質問が出てこない子はやる気がないんでしょうか?それとも性格の問題?
違うんです。
やる気の問題でも、その子の気持ちの問題でもありません。

自分が掴めていること、掴めていないことを分別することができる力を『メタ認知』と言います。
このメタ認知の力を、今までちゃんと育んできたかどうか、がとても重要。
質問ができるということは、メタ認知をしっかりと育んできた証拠だと思います

ではメタ認知、どうやったら伸ばすことができるのか。

それは
●作業問題ができるだけで満足しない
●ちょうどよい問題を解く
だと思います。

作業問題は、計算練習がイメージしやすいかも。
計算方法さえ分かってしまえば、頭を使わずに答えが出せてしまう問題です。
例えば、4839÷13という計算をするときに、
いちいち「4893個のキャンディーを13人に分けるって意味だから」なんて問題をイメージする人は少ないと思います。
※ちなみについイメージしちゃうんですけど!っていう人はメタ認知の力が長けている人だと思います。

これが学習のメインになってしまうと、メタ認知が身に付きません。
作業としては速くなりますが、学年が上がったり、中学・高校に進んでいくうち年々苦しくなると思います。
社会などでも、なんでも「丸暗記」で戦おうとすると苦労しますからね。

ですので、やはり2つ目のポイントの、
『丁度よい問題を解く』というのが重要だと思います。
要は『考えて解く』ということを習慣にすることですね!

頭を使って解く問題をやらせようとすると「イライラし始めるんです」っていう話もありますが、
それはやはり問題がちょうどよくない結果かと思います。

解けた瞬間の「頭を使うって気持ちいい!!」をたくさん経験させることがメタ認知を伸ばすポイントだと考えています。


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