成績UPの鉄則

現状に満足!だから頑張らない!!

子どもが勉強をしなくなる理由。

いくつかあると思いますが、

今の現状に満足している。だからこれ以上、
頑張る必要はない!


と思っているパターンについて、考えてみました。



模試やテストで、ある程度の成績をキープし続けることができて、
なおかつ、志望校のレベルも超えているとき、
誰でも一緒ですが、努力量は減ります。

そりゃそうですね。
だって、このまま行っても受かりそうですし、
別に無理してもう一個上のレベルを目指そうとは思わない。

それに対して、保護者の方も同じ意見なのであれば、
何一つ問題はない訳です。
成績が下がらないように、最低限の努力さえできれば、目標は達成。
本人も、親も大満足。


問題なのは、本人は満足してるのに、保護者が満足していないパターン。
まぁこれですよね。
あるあるです。

なぜ、保護者が満足していないかというと、
「この子はもっと頑張れば、上を目指せるじゃないか!」という意見。
そして本人がなぜ上を目指さないかというと、
「頑張って上を目指して、なんのメリットがあるの?
 これ以上、頑張らなくてもいいじゃない!」という意見。

さぁ、この2つがぶつかり合うわけです…が!!
まずはきちんとぶつかり合うことが大事ですよね?

「もっと頑張れ!そうすれば良い高校に行けるぞ!」
「なんでそこまでして、上の高校目指さなきゃいけないのさ!!」

こういうバトルがないと、話し合いにはなりません。
これを、一方的に「いいか、〇〇。お前がもう少し頑張れば…」と
親側の考えしか伝えなければ、
私のような子どもであれば、
「はいはい、始まった始まった…あと10分くらい黙ってれば終わるかな?」
なんて思っておしまいです(笑)


ともかく、向上心が欠けてしまっているのがちょっと心配ですね。
だって、向上心がないってことは、成長がストップしてしまっている訳ですから。

このパターンになってしまっているのはなぜか。
なぜ子どもが現状に満足しているのか。
それは、過程ではなく、結果にしか誰も注目してくれないからです。
周りが結果にしか注目しないから、
本人も結果にしか注目しない。

結果として、〇〇高校合格、というのが見えていれば、
「ベストを尽くそう」だなんて発想は出ないわけですね。

逆の立場に立ってみてください。
自分が、親や周りの先生から、結果しか見られないなんて。
そんな子どもにとって悲しいことはないですよ。

「結果じゃないんだ!
お前が頑張っている姿を応援したいんだ!」


そして、それを言うだけじゃだめですよ。
何度も言いますが。
言うだけで変わる子なんていません。
一緒に頑張るから、子どもも一緒に頑張るんです!



ところで、親の言い分に素直に従いすぎるのも、
実は後々大変だったりします。
私とは違う、(親にとっての)イイ子の場合、
「親の期待に応えなきゃ!!」という気持ちが強すぎると、

「親がこう言っているから」
「親がやれって言ったから」

親の責任にばかりしてしまいます。
そうすると、いざ失敗したときには超大変!

「俺が選んだ道じゃないんだから!」


そういって、簡単に責任を放棄してしまいます。
だからこそ、「自分で決める」ってことが大事。
もちろん、アドバイスは大事ですよ?
子どもたちは常に情報不足ですから。

〇〇高校に行けば、こういうメリットがあるぞ!
〇〇大学に行って、こういう道はどうだ!

そういう、親の気持ち、思いを伝えることは◎だと思います。
ただ、それが押し付けになってしまったり、
拒否権ゼロの状態になってしまってはいけません。

最後は自分で決めさせる!
これが一番大事なことだと思います。

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